落石防護柵と雪崩予防柵の性能を兼ね備えた防護柵です。樹木の伐採を最小限におさえ、コンクリートをほとんど使わず、かつ全ての部材がリサイクル可能な環境低負荷型です。落石エネルギーは500kJまで対応しています。

性能面

• 防護柵全体で落石エネルギーを吸収
• ネットのたわみが大きいため衝撃力を抑制
• 落石を逃すことなく捕捉できる構造
• フェンスの下から落石が抜け落ちない
• 落石・雪崩・雪圧がフェンス面に斜めに作用してもトラス構造により不安定にならない
• フェンスの高さが減少しにくい構造

環境面

• 樹木の伐採をほとんど必要としない (*1)
• 大きな掘削を必要としない
• コンクリートをほとんど使用しない
• 資材は全てリサイクル可能

景観面

• 斜面掘削がわずかであり、柵自体の透過性が高い為、景観を損なわない
• 景観に合わせた塗装仕様が用意されている

施工性

• 部材が軽量であり重機や大規模な索道を必要としない

その他

• NETIS 登録番号 : HR-020009-VE
• 第25回日本道路会議　優秀論文
• 第8回富山発明賞受賞

*1 ネットで覆われる部分は最小限の伐採が必要となります。

三角フェンス工法は、落石・雪崩からの安全、さらに環境も配慮した、現代のニーズを満たした防護柵です。積雪のある地域ではもちろんのこと、積雪のない地域でも十分に性能を発揮することができます。

積雪深は 5.0m まで標準対応、さらにそれ以上の場合でも個別に対応することができます。また、落石エネルギーは 500kJ まで対応しています。

さらに、樹木の伐採は最小限に留めているだけでなく、柵自体が透過性に優れており、敷設した地域の景観を損なう心配もありません。

部材

支柱、三角ネット（三角パネル）、山側アンカー、谷側アンカー、谷側ロープ、
控えワイヤーロープ、緩衝装置

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